【 感じたこと・読書感想文📖編 】

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夏休み、冬休みの課題で必ずと言って良いほどあった

 

 

【読書感想文】

 

 

わたしはとてつもなく苦手だった

 

本当にやりたくないし、本を読むことすらしていなかった。

 

でも負けず嫌いであったから入賞したいと思ってググりながらも書いていた。

 

友達の中に読書感想文が必ず選ばれて入賞する子がいた。

 

なんで選ばれるのか、ああ作文が上手な子なんだなって思ったけどそれは小学校の頃。

 

中学生になって仲のよかった子が“星の王子さま”を読んで書いた読書感想文が褒められていて

 

その当時わたしはそこそこ何でもできるし、目立つ存在で、そのこはは正直わたしよりもできないこだと見下していた。

 

けれど褒められていたのをみて何ともいえない気持ちになったのを覚えている

 

悔しかったし、意味がわからなかった

 

 

 

10年経った今、星の王子さまを読んでみた

 

すごくすごく難しかった。

 

でも難しいと感じられる力があるとも感じた。

 

当時の自分はこれを読んで何を感じるだろう。

 

・・・きっと何も感じられなかっただろうと思う。

 

当時はただのファンタジーで作り話でわけわからん何これー

 

って思って読み捨ててしまうだろうと想像すらしてしまった。

 

 

読んで感じたことをまとめて作文にすること

 

 

だけど

 

そもそも何も感じることができなかったんだろう

 

すごー、やばーい、

 

これで簡潔してしまっていたから

 

いまだにまとめて話すことは苦手だし文章の繋がりがなかったりオチのない話をしてしまうことは多々ある。

 

でもそんなことは自分自身の感想を持つのには関係ないと思う。

 

自分の意思や意見や感想を持つ前に

 

作文という形を覚えようとしてしまって

人によく見られたい、褒められたい、

 

と知らない間に外身を磨いてしまっていたと思う。

 

中身のない人になってしまったと思う。

 

 

 

当時の自分と同い年くらいの子が書いた感想文も読んでみた

 

どれも上手に文章が作られていたけれど

 

どこか素直さがなくて子供らしさがなかった

 

それが社会なのだろうとも感じた。

 

自分は上手に書けないから作文が苦手

 

自分の意見を伝えられないと思い込んでしまって

 

伝えることさえ諦める

 

上手に伝えられる子はいいけれど

 

できない子は?

 

素直に感じて、拙い言葉でもいいから伝えること

 

それが様々なことを勉強しようとする糧になるのだと

 

当時の自分に言いたい。

 

できなくてもいい

 

どんなに時間がかかっても恥ずかしい思いしても迷惑かけても

 

それが素直に生きるということだから

 

 

 

今ではその友達の凄さがわかる。

 

実際その作文は見ていないけれど

 

10代の頃だからそれはそれは作文としての完成度は低かったかもしれない。

 

でも10代のその子なりに本を読んで感じたことがあって

 

それを人に一生懸命伝えようと

 

それが大人にも伝わっていたんだなと思った。

 

 

 

星の王子さま

 

社会経験を積んで今を一生懸命に生きて

 

悩んで生きて楽しんで辛いこと乗り越えて

 

そうした今たくさん感じることがあって

 

大人に読んで欲しいと思った

 

素直な心を失いかけてしまっている大人に読んで欲しいと思った

 

 

 

わたしはこれを読んで

 

10代の自分のことを振り返ることができた

 

友人に対してどんな失礼なことを考えていたのか、

 

自分の意思を持つこともなく周りに流されて

 

何も考えず生きていたんだと思うことができた。

 

今でさえ大人になれたかと言われると

 

yesとは言えない

 

こうやって振り返って自分を見つめ直して

 

知らないことを知って

 

素直な気持ちでいられることを

 

忘れてはいけないと思う